俺、復活の兆し…
実は先週の水曜…4日から右手を患ってしまって…
症状は前回同様なのだが、今回は結構長引いている
まぁ、しかしだ。
日々、それなりに良くはなってきているのは確実。

そんな訳で
俺は週末から今日にかけて
セオリー通り様々な店を飲み歩いたわけで…
俺が完全復活するのも時間の問題のようだ
実は先週の水曜…4日から右手を患ってしまって…
症状は前回同様なのだが、今回は結構長引いている
まぁ、しかしだ。
日々、それなりに良くはなってきているのは確実。

そんな訳で
俺は週末から今日にかけて
セオリー通り様々な店を飲み歩いたわけで…
俺が完全復活するのも時間の問題のようだ
マイケル・ジャクソンの“This Is It”…
観てしまいました…
本当は
久しぶりに新宿にでも繰り出して
新規開拓でもしようと思っていたのだが…
新しいPCと親父のPCの設定に追われてしまい時間があっという間に…
「面倒くさいから銀座にすっか!」
19時近く
俺は船橋駅から東京方面に向かう快速電車に乗った
丸の内南口で降りると空には美しい満月が
“片月見”でツイていない俺に月光の恵みが?
「今夜は良い事あるかもな」
俺はそう思い、夜の丸の内界隈を散策
運良く気になっていた店“赤垣屋”がやっていたので
とりあえずそこへ“スムーズ・イン”
ビール、ホッピーを飲みながら“大阪串かつ”をはじめとする串揚げを賞味する
ほろ酔いの俺は次の店ではなく
何故か有楽町マリオンで映画をと…
こんな時間にやってるわけないと思っていたのだが…
マイケル・ジャクソンの“This is it”が観れるではないか!
俺は迷わずチケットを購入した
本編上映2時間弱
映像的には“プロモ”を見た感じだが
映像から伝わってくる感想は
MJ氏の人間的な良さというか…
とにかくMJ氏は懐が深くて大きくて
何事にも慈愛に満ちていて…
いいとこ撮りの映画かもしれないが
とにかくMJ氏はとっても偉大で素敵な人だと感じた
色々とスキャンダルもあった人だが
俺たちの世代にしてみれば
やっぱり
とっても
すごく
すごく
すごく………
とにかくカリスマな人なんだよね
映画を観た後
コリドー通りを目指した俺
ふと
路地を覗いていると
“しぇりーくらぶ”の看板に灯りが燈っていた
俺は携帯のボタンを操り
俺友“MOMOさん”に繋いでもらい
程なく
“しぇりーくらぶ”のドアを開けた…
シェリーグラスを置いたカウンターを挟んでの
MOMOさんとの話題は
もちろん
マイケル・ジャクソンが中心で…
楽しい時間は瞬く間に過ぎ
俺もMOMOさんも終電の時間で銀座をハネ
それぞれの帰路へと着いた
「旦那さん、中秋の月見をしたからには後の月見もしなくちゃね」
これは所謂“片月見”といわれる東京(江戸)地区のみで伝えられてきた慣習で
自宅以外で中秋の月見をしたら“後の月見”も同じ場所でしなければ縁起が悪い…
江戸・吉原ではどちらの月見の日も紋日とされ
遊女たちは旦那たちにそのように声をかけ
また、旦那たちも気前の良いところを見せるために散在したらしい
昨夜はその“後の月”…13夜(旧暦9月13日)にあたり
中秋の月見を逗子のと或る海岸でした俺は
仕事が終わってから俺の愛器R32GT-Rで逗子に向かうつもりだった
しかし…
仕事が終わったのは24時近く
うす曇の夜空のせいか月もイマイチ色褪せて見える
俺は逗子行きを諦め
地元へ帰って
いつもの金曜の夜のように
俺ラーメン居酒屋“豚がっちゃん”で食べて飲んで
俺BAR“Cooperage”でしっかり酔っ払った
結局
俺は“片月見”になってしまったわけだが…
これがいけなかった…
その夜
俺は嫌な夢を見た
とても
悲しく
切ない夢だ
片月見は縁起が悪い…
これは本当のことかもしれない
月を愛する俺としたことが…
来年は片月見にならないように気を付けよう…
人形町で一夜を明かしてしまった俺はかなり疲れていた
「なら真っ直ぐに帰れば良いじゃん」
元カノならそんな言葉をメールで寄こしただろうなんて
訳もなくそんなことを思いながら
俺の足は自然と俺BAR“Cooperage”に向かっていた
カウンターに座り
立て続けにベルギー・ビールを2杯飲んだ
「ビール2杯なんて珍しいですね」
マスターがニコやかに言った
疲れのせいか
あまりハードなものは飲みたくなかった俺は
2,3杯で切り上げるつもりだった…
3杯目に
普通に美味しくて
あまり構えずに
そして頭を使わなくていい?
ブレンデット・ウイスキーのロックで閉めようとしていた時だった
頭の悪そうな薄っぺらなガキが3人店に入ってきた
かなり酔ってるらしく呂律がおかしい
この店のカウンターにはふさわしくない連中だ
マスターたちもイマイチ浮かない顔をしている
何故だか分からないが俺は一瞬で身構えた
多分、奴らの態度に腹が立ったのだろう
まぁ、俺もこのカウンターで酔い潰れたこともかなりあるのだが
それは調子良く棚上げして…
そんな俺の態度の変化に気付いたのか
「シャドーさん、何かお作りしますか?」
マスターが聞いてきた
「少しパンチが効いたバーボン…グランダットを」
「先輩のお好みのバーボンですね」
この店の常連には俺の高校、大学の先輩がいる
グランダッドはその先輩のお気に入りのバーボンなのだ
「次回からグランダッドをオーダーする時は“先輩”と呼びましょう」
俺たちはグダグダになってるガキどもをそっちのけで爆笑した
先輩に乾杯!
俺は琥珀色の液体を身体に注いだ
人形町午前1時
俺の仕事場・居酒屋“大市”
成行きで店に泊まる羽目になってしまった俺
見下ろすと
並べられた椅子の上に酔い潰れたDaiくんが芋虫のようにモゾモゾと動きながら横たわっている…
「このままにしておこう」
俺はDaiくんのことは諦め携帯のボタンを押した
「もしもしゴリさん?」
「どうしたんですか?こんな時間に」
「ゴメンネ。あのね、Daiくんこっちで預かってるから」
「ええっ!ごめんなさい!今から取りに行きましょうか?」
「いや、このまま始発まで寝かせておくよ。それより今から飲みに行かない?」
「スミマセン…まだ仕事終わってないんですよ」
「そうなの?大変だね」
「はい…行きたいんですけど…無理です」
「ハハハ…じゃぁまた今度ね」
俺は仕方なく一人で真夜中の人形町の街に出た
キャバクラやガールズ・バーがてんこ盛りのビルの入口で
呼込みのお兄さんたちを軽くかわしてエレベーターで地下に降りた
人形町の俺BAR“LAGGAN”
「こんばんは」
ガランとした店内からは返事がない
仕方なく奥に進むと青白く光に浮かぶ人影が
「何やってんですか?」
「あっ、スミマセン…暇だったもので」
マスターは慌ててノートPCをシャットダウンしてカウンターの内側に立った
「久しぶりですね」
「そうですね。風の噂に仕事場を変わったお聞きしましたが」
俺は今の仕事に就いてからこの店に来ていなかったのだ
ご近所なのにまったく失礼な俺だ
「ご報告遅れまして。今、この店で働いてます」
俺はマスターに名刺を差し出した
「ああ、大市さんですか。道理で…」
「道理で?」
「何人かご紹介いただいたみたいで、ありがとうございました。大市さんでご紹介されたと言われてもイマイチピンと来なくて」
「たまにお客さんに雰囲気の良い店はないかと聞かれるから、ここならってね」
「ありがとうございます。そう言えばこの前はXXさんがご紹介でと…」
「そうらしいですね。本人からこの店に行ったと聞きましたよ。美人だったでしょ?」
「ええ。綺麗な方でした。それから、夏の終わりぐらいにも…」
俺たちはカウンターを挟んで、そんな話をしながら深夜の時を過ごした
店には静かなJazzの調べ
俺の前には優しいスコッチが置かれていた
成行きに任せた人形町の夜は更けていった…
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