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魂継承!俺フレンチ・リターンズ

皆に惜しまれつつKシェフが“カイユ”を閉めてから2年が経った…

しかし…
その“カイユ”のような
一人でも気軽に楽しめるビストロが
オープンしたと聞いた。

BISTORO BLANCHE

船橋の繁華街から少しだけ外れた場所にその店はあった。

引き戸の入口を開け
2階へ続く階段を昇る。
お世辞にも広いとは言えない店内だが
とても落着いていて
何となく温もりのある
心地良い雰囲気…
そして、何故か懐かしさを感じる…

それもその筈。
この“BISTORO BLANCHE”は
あのKシャフがプロデュース。
そして、Kシェフのお弟子さんが切り盛りしているのだ。

所々に“カイユ”の面影を感じながら
先客のいるカウンターへ腰を下ろす…

何やら右から痛く視線を感じる…
振向くと…

「伯爵!?」
「どぉ~もぉ、お久しぶりですぅ…」

既に視線が定まらなくなりかけたホルモン伯爵。

「結構呑んだ?」
「いやぁ~そんなことないっすぅ…まだ1軒目ですよぉぉ」

そこへ、この店を切り盛りしているTシェフがカウンターの中から顔をのぞかせる。

「伯爵のお知り合いの方ですか?紹介してくださいよ」
「えぇ~と、クーパ(Cooperage)の飲み友達のシャドーさんですぅ」
「はじめまして。シャドーです」
「T.Nです。よろしくお願いします」

と、伯爵のお陰でTシェフとお知り合いになれた俺は
とりあえずグラスの白ワインをオーダー。
それを俺の前に置いたTシャフ。

「今夜は何かお召し上がりになりますか?」
「そうですねぇ、軽く摘めればという感じなんですが」
「そうですか。では、伯爵のお薦めにしてみましょう。伯爵どうですか?」
「それじゃぁ…あっ、ハムが良いんじゃないっすかぁ」

そう言われ黒板のメニューに目を移す俺。
俺の視線の先に“自家製ハム”と書いてある。

「自家製ですね。ではそれをお願いします」
「かしこまりました」

Photo程なく、2杯目のグラスを口に運ぶ俺の前にざっくりと厚切りにされた自家製ハムが置かれる。
俺は“カイユ”の時と同じように箸でハムを食すことにした。
箸で簡単に切れてしまうくらい軟らかく
程好い脂身の自家製ハムの味は
言うまでも無く美味い…
とにかく美味いのだ。

あっと言う間にそれを平らげた俺は
3杯目のグラス・赤ワインとバケットをオーダー。

赤ワインと共にバケットを頬張る。

「カイユと同じ味だ…」
「レシピはKシェフが作ってますから」

と、Tシェフが笑いながら答えた。

BISTORO BLANCHE(ビストロ ブランシュ)
カイユの魂(スピリッツ)が受け継がれた素晴しい店が
また俺の地元に出来たことを
俺はとても嬉しく思った夜のことだった…

そんな俺の横では
相変わらず伯爵が夢見心地だった

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コメント

先日は美味しい料理とワイン、ご馳走さまでした。
また伺いますので
ヨロシクです。

投稿: シャドー | 2009年6月20日 (土) 13時07分

先日はアリガトウゴザイマシタ。

又仕事帰りにでもよって下さい。

お待ち致しております。

投稿: bistoro blanche | 2009年6月19日 (金) 12時59分

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